誤飲…顛末記

ごめんなさいです…ボク…食べちゃったです…
事は3日前に遡ります。
やってしまいました!
少し目を離している間に、八朔がオモチャのジャラシのフワフワ部分とリボンを飲み込んでしまいました。
お気に入りだった、トンボさんのジャラシ…
原型は、もうほぼ留めておらず、僅かに先の部分2センチほどのフワフワな毛と、15センチほどのリボンを残すのみでしたが、それでも気に入って離さず毎日遊んでいたものです。
八朔がジャラシを破壊する度、壊れた部分は取り去って捨てていたのですが…

このジャラシのほぼ破壊されたものの先っぽを食べてしまいました…
夜、遊びタイムで目一杯遊んだ後、八朔がジャラシの棒の部分を押さえ込んでウトウトし始めました。
その間に…と、かーさんが洗面所へ立った、わずかな時間…
戻ってみると…見事に先っぽがない!
慌てて八朔の口の中を見ましたが、既に影も形もなし…
遊んでいた場所や、そこら辺のもの全て調べて探して…それでも見つからない。。。。
ネットで誤飲に関して調べてみると…紐状のものはとても危険だと知りました。
…思いっきり紐だよぉーーーー(涙)
病院へ電話!
今の状態?…えっと、何時もと変わらず元気です。。。
食欲?…たった今、オヤツをぺロっと平らげました。。。
排便は?…さっき、立派なウンチしてました。。。。
結果、少し様子を見て下さいとの事。
もし吐いたり、元気がなくなる様なら、至急連れて来るように…と。
そして、ウンチが出たら「少し抵抗があるかもしれませんが、割り箸などで割って中身を確認して下さい」
抵抗なんてないですーーーー!!!
それからと言うもの、八朔がトイレに入る度にへばりつき…
出てきたブツと真剣に格闘です。
丸一日経って…何やら繊維質のものがチラホラ…
いや、まだまだ安心できん!
その間も、八朔はと言えば、全く元気(・・;)
食欲もごく普通ですし、走り回ってるのも何時もと同じ。
排便もきっちりあります。

棒だけになっても離さない…ガジガジ(付きっ切りで監視の時のみ遊ばせてます)
それでも…それでも…心配でたまらない、かーさん。
いざという時の為に、救急医療の動物病院を調べ、すぐに出掛けられるように準備。
丸2日経過…
八朔、全く元気(・・;)
しかし…ブツの中にそれらしきものは見当たらず…心配と悪い妄想が駆け巡り、かーさん眠れない…
もし、明日も見つからなければ…躊躇している場合ではなくなるかも。。。と。
そして今日…
トイレで何時になく踏ん張っていた八朔。
こ、これはもしや…いよいよ出産か!
…待ち構える事数分…
出ましたーーー!!
緑色の紐状のもの!
うぅぅぅぅ(涙)
良かった~~~
もう、どうしようかと、かーさん頭が痛くなるくらい心配したぞ(涙)

何だかウンチが硬かったです…
元はと言えば、かーさんの不注意から起こった今回の事故。
万が一、これで八朔になにかがあったら、かーさん後悔してもしきれなかったでしょう。
最悪の事も考えてしまって…そして、それは考えるだけで泣けてくるもので…
この3日間、本当に本当にきつかったです。
ついついブログで弱音を吐いてしまいそうになるのを堪え、ここはきちんと報告できるまでは…と踏ん張りました。
その報告が、安心できるものになって、正直、今全身脱力状態です…
「ほんの少しだから…」
「今まで何ともなかったんだから…」
そんな油断が、どれほど危険な事なのか、今回の事で身に染みて痛感です。
もう二度と同じ事を繰り返さないよう、かーさんはしっかり自分に言い聞かせます。
ごめんよ…はっちゃん…
かーさん、もっともっと気をつける!
ちゃんと君を守るって決めていたのに、危険な目に会わせてしまって、何度謝っても謝りきれないや。
絶対に繰り返さない事でしか君に詫びる方法はないから…
「油断しちゃいけない!君を危険な目に会わせるのも、守れるのも、私達だけなのだから」
これが我が家に起こった 誤飲の顛末記です。
こうやって書ける様になるまでの3日間…本当に身の置き所がない気分でした。
慣れるに従って、少し気の緩みもあったのかもしれません。
去勢と言う、大きな壁を越えた安心感も油断に繋がったのかもしれません。
でも、どんな言い訳も無効です。
今回、幸いにも誤飲したものは排泄してくれました。
でも、いつもこう上手くいくとは限らない…開腹手術や、もっと最悪な事も起こり得た事を忘れずにいます。
今は……ただただ嬉しい…(涙)

心配かけてごめんです。ボク、もう大丈夫です。


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誤飲…騒動記

朝日の中の八朔と、シルエット
昨日の記事に、たくさんのご心配と励ましを有難うございました。
とっても心配し、また落ち込んでもいましたので、本当に励まされました。
と、それと同時に、多くの皆さんが飼い猫さんの誤飲を経験されている事に驚きました。
そっか…やっぱり皆やるんだなぁ…
と思うのと同じくらい、身近に危険な事が沢山あることにも気付かされた気がします。
改めて猫の誤飲の事ですが…
やはり一番多いのは「紐類」だそうです。
八朔の様に、オモチャに付属しているリボンや紐。
また、人間の衣服に付いている紐類なども多いそうです。
後は、この季節がら毛糸も要注意だとか…
2番目に多いのがビニール類。
スーパーの袋をガジガジしていて切れ端を飲み込んでしまう。
また、食べ物が包まれていたビニールの包装紙。
後は、ラップ類なども件数が多いとの事です。
3番目はゴム類。
輪ゴムは勿論の事、髪の毛を纏めるゴムもとても誤飲が多いものだそうです。
これらは猫の三大好物。置いてあれば「どうぞ誤食して下さい」と言っているのと同じ事になるとか。
飼い主が意識して、猫さんの手の届かない場所に保管するか、片付ける事でしか予防はできないそうです。

お掃除の邪魔(お手伝い)をして、とーさんに拉致られた八朔…何気に不服そう(^^;
いくら気をつけていたつもりでも…
で、誤飲をしてしまったら、のお話です。
誤飲に気付いたら…あるいはその可能性がある事に気付いたら、とりあえず、かかりつけの病院に電話し、状況を伝えて指示を仰ぎましょう…との事。
何をどれくらい誤飲したのかによっても違ってくるのでしょうが、素人判断はせず、まずは相談。
誤飲による危険性については…
1.消化管障害 これは主に尖ったものを誤飲した場合に起こる危険です。(プラスチックなども含まれる)
2.腸管閉塞 これは紐類。ストッキングやタオル、靴下なども含まれるそうです。
3.食道閉塞 丸いオモチャなどを含む、果物や野菜の種、ジャーキーやガムなども。
番外編として。。
「飼い主が口にしているもの」 タバコ、サプリ、お薬など。
「動きのあるもの」 家具や衣類から出ている糸や紐。刺繍糸や釣り糸など。
「いい匂い・味のするもの」人間が美味しそうなものを触った手で触れたコイン、コンセント、アクセサリー、皮製品。保湿ティッシュ(ショ糖が含まれる為)など。
通常、誤飲しても翌日あるいは数日で排泄する事も多いそうですが、中には腸内に留まり、閉塞を引き起こす事もあるとの事。
様子を見ながら、少しでも食欲に変化があったり、元気が無い、呼吸が変…などの異常があれは速やかに病院へ走った方がよさそうです。
そして、排泄中に中途半端に誤飲した紐などが肛門から出ていても、決して手で引っ張って出そうとしてはいけないそうです。
内臓を傷つけ、時には紐と一緒に腸が出てきてしまう事もあるとか。
出ている部分を注意して鋏などでカットし、そのまま病院へ…が正解。(これはこれでかなりの修羅場ですね)

そ、それは怖いです!鋏チョキチョキ…
今回、八朔が誤飲したのは、幅1センチ、長さが15センチほどのサテン地のリボンです。
猫は噛み砕いて食べる事をしない動物で、ほぼ丸呑みなだそうですね…
その長さをどうやって飲み込んだのか…とも思いますが、クチャクチャ口の中で遊んでいるうちに丸まって飲み込める大きさになってしまったのかもしれません。
一番心配したのが、やはり腸閉塞です。
消化せずに腸で留まり、そこが詰まってしまう…
何だか頭の中で、リボンが八朔の腸の中でトグロを巻いているイメージが沸いてきてしまって。。。
今回色々調べてみた中で、誤飲による死亡は2割ほどでした。
中にはぎりぎり開腹手術で助かった命もあったとか。
たしかに「よくある」事なのかもしれません。
でも、本当はあってはいけない事なのだと思います。
誤飲の9割以上は,飼い主の注意で防ぐ事ができるそうです。
…これ決して忘れてはいけない数字ですよね。
丁度、仔猫用から去勢後の男の子用にフードを切り替えている最中だった事もあり、八朔の食べ方が変わってきていた所でした。
餌を出しても「ぷいっ」と横を向くことがあったり、ぐずぐずとダラ食いをしたり…
今回、誤飲の後にこれをやられると…単に我侭なのか、それとも本当に具合が悪いのか見分けがつきませんでした。
…お願いだから食べて!
…お願いだからお水飲んで!
と、何度八朔に言い聞かせたことか。
意味があるのか無いのか解りませんが、お腹の辺りをくるくるとマッサージしてみたり…
呪文の様に「ウンチでろ~~ウンチでろ~~」と呟いてみたり…
浅い眠りの中、八朔が少しでも何時もと違う鳴き方をしたら、ガバッと飛び起きてみたり…
今でこそ、こうして笑ってお話できますが、その瞬間瞬間で必死だったと思います。
飼い主の注意で防げる9割。
この言葉の意味を、もう一度かみ締めて…
誤飲なんかで苦しむ猫ちゃんが居なくなる事を願って、騒動記を締めくくらせて頂きます。

本日の「笑い寝」 この姿を守る為に頑張ります


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誤飲誤食…命を守る為に

今日はちょっと真面目なお話をさせて頂こうと思います。
昨年の10月26日と27日の記事でアップした事なのですが…
2012年10月26日「誤飲…顛末記」
2012年10月27日「誤飲…騒動記」
その時、八朔はオモチャのジャラシに付いていたリボンを誤飲してしまいました。
病院に相談して、様子を見ながら毎日排泄物をチェックする日々は3日間続きました。
「出てこなかったらどうしよう…」
「八朔のお腹の中で、腸に絡まったり腐ったりしたら…」
「かーさんが、もっと気をつけていなければいけなかったのに!」
寝ても覚めても、そんな事ばかり思う日々。。。
3日目に排泄物の中に、リボンらしきものを発見した時は、文字通りへにゃへにゃ~~と腰砕けになりました。

今回、またこんなお話を書かせて頂くのには理由があります。
大好きでお邪魔させて頂いている、ほんなあほなさんの「よんきち」ブログ。
そこの十一(といち)君が、誤飲誤食をしてしまい、昨日、開腹手術を受け、今はまだ入院中なのです。
幸い、手術は成功し、十一君は無事です。
ホッとしたのと同時に、その間、ほんなあほなさんが、どれ程心配し、どれ程自分を責めただろうと思い、自分と重ね合わせて泣きたくなってしまいました。
今回、十一君は、思ったよりもずっと大きなものを飲み込んでしまっていた様です。
それが、あの小さな体の中に留まり、十一君を苦しめました。
普段と違う様子に、気付かれた、ほんなあほなさんが、何時もの病院が休診だった事もあって、違う病院へ駆け込まれました。
その判断が、今回十一君の命を救ったのだと思います。
人の時間と猫さんの時間は違います。
成猫さんになっても、おおよそ人の4倍の速さで猫さんの時間は流れて行きます。
人間の「もう一日」が、猫さんには「4日」。
ほんなあほなさんが、その一日を待たずにいて下さった事は、十一君への深い愛情の証だったと、かーさんは思います。

猫さんは時々、「まさか、こんなものを」と、思うようなモノでも誤飲誤食してしまいます。
詳しい事は、昨年の記事に委ねるとして…
もう一度繰り返してお伝えしたいのは「誤飲誤食は、9割が防げる」と言う事実です。
今まで何ともなかったから…
うちの子は大丈夫だから…
と思わず、どうぞ最愛の猫さん達にとって、万が一でも危険があるようなものは、猫さんが口に出来ない場所へ仕舞っておいて欲しいと願います。

「よんきち」ブログは、何時も愛情と笑いに満ち溢れています。
ほんなあほなさんと、おっちゃん…よんちゃん、三ちゃん、ひゃくおくん…そしてといぼん。。。
皆一杯に愛されて、目を、手を、掛けてもらいながら幸せになった子達です。
十日で一割の愛情の利息がつくくらいに…と、といぼんの名付けの理由を聞いた時、かーさんは深く深く感動しました。
こんなに愛されて、この子は何て幸せなのだろうと思いました。
そんな愛に満ちた場所でも、誤飲誤食は起こりうるのです。

どうか…どうか…できるだけ防げる手立てを取って頂きたい。。。
今日の記事は、そんな思いで書かせて頂きました。
そして、もし、それでも起こってしまったら…
注意深く観察しながら、少しでもおかしいと感じたら、すぐに病院へ連絡して欲しいと思います。
ほんなあほなさんの今回の行動力に敬意を表し、といぼんの一日も早い回復を心から祈らせて頂きます。
頑張れ…といぼん!もう少しの辛抱で、また大好きなお家に帰れるよ。
おっちゃんに、また「と~いといとい」ってやってもらおうね…
頑張れ「よんきち」家。
かーさんは、その温かい場所が好きで好きでたまりません。
小さな命達に、明日が優しい一日でありますように……



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