言葉なき言葉
ケコッ!ケコッ!ケッケッ!
きっと猫と共に暮らす皆様なら、こんな声が聞こえて来たら、何をしていても手を止めてしまいますよね。
特に今は換毛期の真っ最中。
毛繕いでお腹にはたっぷりと猫毛が溜まっているに違いありません。
有難い事に、我が家の茶トラーズは普段滅多に吐き戻しを致しません。
あって年に一度か二度……
ですから、この「さぁ!出ますよ!」の合図は、ちょっとした騒ぎを引き起こします。
昨夜、かーさんが茶トラっ子達に自分の食べているマグロの赤身を貢いでおりました。
小さく千切って、両手に乗せて…右八朔、左小夏で。
一切れ分のお刺身を、丁度半分こずつです。
ご機嫌で食べ進んでいた兄妹でしたが…
食べた直後に、小夏が「ケコッ!」を始めてしまいました。
「とーさん!小夏がケロッP--!」
慌てて「処理班とーさん」が走ります(笑)

こう言う時、猫さんってしょんぼりしますよね。
何となく「ごめんなさい…」っぽい表情を見せたり…
「ダイジョウブ!ダイジョウブ!」
「こなちゃん苦しくない?」
と、声を掛けながら、かーさん瞬時に色々な事を考え始めます。
。。。急いで食べ過ぎたかな?。。。
。。。換毛期でお腹に毛が溜まってたのかな?。。。
。。。いきなり気温が下がって、さっき小夏くしゃみしてたな。。。
暫く小夏の様子に注意を払います。
触れても嫌がらない。
耳や鼻を触っても、熱は帯びてはいない。
毛並みがパサついてもいない。
ちんまりと香箱を組む姿は、何時もより縮こまって見えます。
。。。少し様子を見よう。。。
少しして、シーバーを差し出すと…「カリポリ♪」
その後は、ホットカーペットの上でパッカン!
うん!大丈夫だ!

よく「ある」事です。
猫と暮らすのなら日常茶飯事だとすら言えます。
でもね…慣れちゃいけないな…とも思うのですよ。
「あぁ、また吐いちゃったのね」とは思いたくはありません。
言葉を話せない猫。
痛みや不調を隠そうとする猫。
そんな猫さんの性質を知った上で、ちゃんと毎回ドタバタしようと思うのです。
苦しかったの。
気持ち悪かったの。
何だか体がヘンなの。。
精一杯伝えようとしてくれる、そんな言葉なき言葉を、しっかり受け止めたいと願います。
全てを解ってあげる事はできませんが、少しでも「何か」を気付けるように…
共に生きる事を許してくれた君達への、責任感ではなく精一杯の愛情の証として。
夜更け、パソコンの前に座るかーさんの膝には、ちょこんと小夏。
「もう平気?大丈夫だね」
と、その小柄な身体を撫でると、小夏がキュッと爪を立てて応えてくれました。
「大丈夫よ、かーさん、とーさん。有難うね」
そんな小夏のお返事が聞こえてきた気がしました…

いよいよGW開始ですね。
どうぞ善い休日をお過ごし下さいませ♪
…かーさんお仕事します!(笑)


ご訪問と、ひと手間をかけての応援、いつも有難うございます。
読んで頂けることが、かーさんの力になっております!
心からの深謝を♪
スポンサーサイト