最後の宿題



間違いなく「逆子(さかご)」ではなかったと思える程、しゃべくりまくりのかーさん。
恐らくは真っ先に口元からこの世界に飛び出し、最初の一呼吸からうるさいくらいに泣きまくったに違いないと想像致します!


沈黙は金と言うならば、差し詰めかーさんは金を探しに地底まで潜って迷子になり泣きわめくタイプかと思われます。


そんなかーさんが口を閉ざす時……


それは様々な感情が入り乱れ、上手く言葉にならない瞬間だったりします。




5月16日1




昨日の事、ちょっとした買い物があって出掛けた先で、ふと見かけたペットショップに入ってみました。


何かいいものあるかな♪
茶トラっ子達へのお土産あるかな♪



そんな気持ちで足を踏み入れたお店は、どうやら「生体販売」をメインにした場所だった様です。


店内には、ズラッと並んだケースの中に、生後2ヶ月から3カ月くらいまでのワンちゃんや猫さんがわんさか!
それはもう~~眩暈がするくらいの可愛い姿です。


猫ちゃんのブースの前に立つと、かーさん初めて「生」で見るラグドールちゃんや、不思議な毛色のパステルキャリコのアメショちゃんなど、立ち止まらずにはいられない眼福です!



うわっ!うわぁーーーっ!うぎゃ~~っ!


特に3段のケージに入れられたパステルキャリコちゃんときたら、差し出した手に一生懸命にスリスリペロペロしてくれる甘えっ子ちゃんで、かーさんもう心筋梗塞の発作が起きそうでした!



でもね…何だかどんどん心が塞いで来るのも感じるのです……
上手く言えませんが…何だか悲しいのです……



徐々に無口になっていくかーさんに気付いて、とーさんが退店を促してくれました。



お店を後にする際、振り返りつつかーさん精一杯の呪いをかけて来ました。


「みんなみんなガッチリとご縁を捕まえて幸せにならなきゃいけないぞ!」の呪いです。


願いよりもずっと強くて厄介な呪いです。。。




5月16日2





この時期、ほぼ全ての保護活動をなさっておられる方々の元は、この春に生まれて来た仔猫で溢れかえっています。



ダンボールや袋に無造作に押し込められ、公園のトイレに破棄されていたと言う仔猫達…
道端に猫風邪に罹患して目が開かない状態で必死に鳴いていたと言う仔猫…
家の軒下でいつの間にか出産して懸命に仔猫を育てようとしていたと言う親子…



片や何十万と言う値札を付けられ陳列されていた仔猫さん達……
命に値段を付けられてしまった子猫達です。


この子達には何の責任もない!
ただ生まれてきただけ。。。


どの子も幸せを掴んで欲しい。
せめて…せめて…飢える事のない様、危険な目に合う事の無い様……
愛し愛される人の元へ辿り着き、その生を全うして欲しい。




その夜、とーさんと色々話しました。
話しても話しても尽きない思いが込み上げてきます。



とーさんが言います。
近頃はどこかで猫さんを見掛けると、ついつい「変態親父」になってかかみ込んで話しかけてしまう…と。
そうしている間も、無意識に観察してしまうのだそうです。


この子は飼い猫でお外に遊びに出ている子だろうか…
それともどこかで餌を貰って暮らしている子だろうか…


毛艶は?耳カットは?健康そうか?怯えてないか?


立ち去り際には決まって心の中で「危ない所へ行くなよ!元気でいろよ!」と…



そうして近くに寄らせてくれる猫さんと言う事は、その子は「人間を怖がっていない」と少しだけ安心するのだとか。




5月16日3



深夜になっても話は続きます。。。


善意や寄付だけに頼るのではなく、ペット(この言い方好きじゃないですが)と暮らす事への責任として税金徴収があり、それが保護活動に繋がるなら、貧乏かーさんも納税しちゃいます。
ただし…その使い道にはしっかり監視の目も必要だとも思いますけどね。


悪質な繁殖屋の取り締まりや、命の破棄にももっと厳しい対処があって欲しい。



生きたお金の使い方を!


思わず声を揃えて言った言葉です。



知らなかったでは済まされない命と向き合う事。
いっその事、免許制にでもすればいいのに…とも思ってしまいます。
ワンちゃんも猫さんも、鳥だってウサギさんだって…みんな一緒に暮らす為には知らなければいけない事があるはずですものね。


ただ可愛いから…では決して済まないリスクや金銭的負担も含めて、それでも一緒に…と思う人しか命と暮らす資格はない気がします。



ただし…これを言うと、人間の子供を産むのも免許制が必要かも…と思うかーさんはやっぱり毒吐きです(^^;




八朔や小夏との暮らしの中で、とーさんはどんどんと変化し、茶トラーズを通して知る様々な問題にも気付くようになりました。
かーさんと違って、思いっきり理数系脳の持ち主ですので、出来る事と今は無理な事の割り切り方もキッパリしてはいますが…
それでも、常に何かできるだろうか…どうすれば良い方向に向えるのだろうか…と考えてくれる様になりました。



お社に捨てられていた茶トラの兄妹は、たかが何処にでもいる普通の猫です。
ショーケースの中に並べられる事もなければ、値段がつく訳でもありません。
ですが、この子達は教えてくれました。


信頼される事の誇らしさ。
無条件に求められる事の幸福感。
何よりも、その命の輝きの美しさ!



いい年をしたオッサンが、この年で開眼せざるを得ない程の素晴らしい世界だった様です。



君達はきっと、かーさん達の人生最後の宿題なんだね。。。。



どう向き合うか…どう感じるか…
そしてどう責任を全うするのか。


何て嬉しくて、何て難しくて、何て素晴らしい宿題なんだろうね。。。。




5月16日4










ご訪問と、ひと手間をかけての応援、いつも有難うございます。
お蔭様でかーさん頑張れます♪

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プロフィール

八朔かーさん

Author:八朔かーさん
「女は度胸」のかーさん
「男は優しさ」のとーさん
八朔(♂)と、小夏(♀)の茶トラ兄妹
不思議な縁で結ばれた、離れ離れだった兄妹が再会を果たしました。
二人と二匹…愛しい命達との日々は「猫まみれ」加速中!

八朔

2012.8.8
お散歩中のかーさん達に鳴きながら付いて来た茶トラの男の子八朔。
その日から始まった猫まみれの日々。
保護当時、4か月程だった為、その後半ば強引に、とーさんと同じ誕生日、3月29日生まれと決めました。
優しいとーさんと、ドスコイかーさんに見守られて伸び伸びすくすく成長中。
保護当日の様子はこちらから

小夏
CIMG5150.jpg
2013.3.28
不思議な不思議な「ご縁」に導かれ、我が家の娘になった小夏。
八朔とは離れ離れになっていた実の兄妹です。
沢山の方に愛され見守られてきた、「お社の猫」
度胸の据わった美人さんは、かーさん家で兄の八朔を教育中。
小夏へと続く道はこちらから


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