裏と表

11月も終わる寒い一日です。
今日は、かーさんの思い出話と、それに纏わる思いを綴らせて頂きますね。

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昔、私がまだ幼かった頃、実家に居た猫達は、自由に外と内を行き来して暮らしていました。
そして時が経ち…私も実家を離れた頃のお話です。


住宅地の一角にある実家の周りは、昔からの地主さんなども残っている、大きな邸宅も多い地域でした。
その頃、実家で暮らす猫は3匹。
ある日母から電話があり…
「ご近所の大きなお家の方から、お宅の猫が家の敷地内で花壇を荒らし、糞尿をする」と苦情が来たとの事。


それはご迷惑をお掛けしたと、お詫びに伺い、その後猫達は外へは出してもらえなくなりました。
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猫達はと言うと、今までの自由な暮らしが一転、完全に家の中だけで暮らすようになった訳ですから、当然ストレスも溜まります。
ある子は嘔吐と下痢を繰り返し…
ある子は腹部に大きなハゲをこしらえ…
もう一匹は、激しく鳴き続けたそうです。

母も精神的に参ってしまい、度々電話で愚痴を聞かされました。

その当時、私が思った事と言えば…
「あぁ…生き難い世の中になって行くなぁ」と言う、的外れなものだった記憶があります。
猫と母に同情的だった私は、被害を受けた側の思いには気付けなかった…

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それから時は流れ…
私の娘が、とある住宅街に新居を建てる事に。
何かと拘りのある娘は、その若さでこれ?と言う、渋い和風建築に決めました。
当然、回りは全てと言っていいほど、今時のお洒落なお家。


地方都市の住宅地に車は必須。
どのご家庭も、最低1台、多い所では3~5台もの車を有しますので、当然その分の車庫も必要になります。
結果、コンクリートが敷き詰められ、土が見えるのはごく僅か。

それに反して、娘は外壁まで「槙」の垣根にし、竹の編み戸に飛び石。。。。
天晴れなこだわり方です(・・;)
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しばらくすると…娘の家の庭には、ご近所の猫さん達が集まり出しました。
苔を植えた場所…小さなツクバイ…そして何よりも玄関前に、毎日猫の糞尿が…
猫の飼い主は、斜め前のお宅。
他にも小型犬も飼っていらっしゃいましたが、こちらも放し飼い。


娘よりは少し上の年代のご夫婦と、男の子が二人のご家庭でしたが、放しっ放しのワンちゃんが娘の家の垣根の根元を掘ってグラグラにしたり、そこに毎日放尿していても、全く気にする様子も悪びれる様子もありませんでした。


娘は娘なりに、猫さんが寄って来ないようにと工夫をしたようですが…それらは全て無駄に終わります。


私が業を煮やし「お向かいさんと話をしなさい」と言っても、これからも長く住む場所のご近所さんと揉めるのは避けたい娘。。。。
それでも、毎朝、玄関を開けるたびに、他所様の猫さんが置き土産した糞を見るのも、片付けるのも、かなりなストレスだったと思います。
同じ場所でされると、やはり臭いも出ます。


とうとう娘婿がお話をしに行った所…
一応は、迷惑をかけてすみません。。。と言いつつ「でも、猫のする事ですから仕方がないじゃないの」と、言いたげな態度だったとか。
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ご近所同士の「お互い様」は、勿論あることでしょう。
しかし、それは迷惑をかけた側が言うべき言葉ではないはず。
出来る限りの対策をとった上で、それでも突発的に起こるアクシデントこそ「お互い様」なのではないでしょうか。


この話があった時、私は改めて物事の裏と表について考えさせられました。
昔、実家での出来事…今回の娘の出来事…
事象だけを見れば同じなのです。
それに関わる立場が変わると、こうも思いは違う物かと思い知らされました…



母の為に一つだけ言い訳をさせて頂ければ、その後実家の猫達は完全室内飼いになりました。
当時はまだ、猫が外を闊歩するのは当たり前な時代でもありました。
それでも、母は言いました。
「この子達がご近所さんに迷惑を掛けるのは心苦しい。。。嫌われてしまうのは悲しい」と。


人は「他人様」の痛みには鈍感になる生き物なのでしょうか。。。
散歩の途中には、家々の塀に「犬の糞はお持ち帰りください」「迷惑してます、犬の糞」
と書かれた看板が吊ってあります。
それでも、散歩道には所々に糞が落ちている…

愛犬家の皆様も、愛猫家の皆様も、みんな我が子が可愛くて仕方がないはず。
その子が、顰蹙をかうもかわぬも、飼い主さま次第なのですね。
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知らない事は、世の中には沢山溢れています。
でも、必要に応じて知らなければいけない事も、また沢山あるのだと思うのです。
「知ろうとしない事」「知る努力を怠る事」
問題はそちらなのでしょうね…



我が家に八朔がやって来て、私もまた「知る事」に貪欲になっています。
知らずにいる事で、八朔に及ぶ弊害があれば、それは取りも直さず私のせいだと思うから…
何かが起こってしまった時、私は自分に言い聞かせます。
「もし、反対の立場だったら私はどう感じるのだろう」と…

裏と表…
そのどちらも真実なのですね。。。

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テーマ : 猫のいる生活
ジャンル : ペット

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う~ん…
難しい問題ですね。
溺れるほどの猫好きとしましては、どうしてもお母様の気持ちに痛みを感じ、共感してしまうんですが、うちも家に面した道路がワンちゃんたちの散歩コースで、よく置き土産が残されています。
まだ猫さんの被害に遭ったことはないのでなんとも言えないんですが、家の隣の月極駐車場で子供がワンちゃんを遊ばせるために小石を投げたりしてるんですよ…。
長いご近所づきあいのことを考えると言い出しづらい娘さんの気持ちもよく分かります。
飼い主のモラルの問題もありますよね。
猫さんやワンちゃんは自分に正直に生きてるだけですから。
かわいい我が子らを思うなら、我が子らを悪者にされない努力を飼い主がしなければいけませんね。
そのうえで、猫さんなんかは外に出してあげるときは同伴するとか、何かしら工夫をしたりして誰もがストレスの少ない動物に優しい世の中になっていって欲しいと思います。

こんばんは

相手の立場を考える、これって大切なことなのに
難しいですよね。そして見落としがち。

犬のフンはホントに迷惑ですね。
パリパリの落ち葉を踏むのが楽しくて、気持ちよくサクサク踏んでいたら思いっきりアレを踏みしめてしまって、一気にブルーになったことがあります。
可愛い可愛いって言ってるだけじゃ動物は飼えねーぞ!ってモラルを欠いた飼い主に胸ぐらつかんで言いたいくらい。

ばれなきゃ良い、と思ってるんでしょうかね。

相手の身になって考える・・・
簡単なことだけどなかなか出来ませんよね。
娘さんの所はその後は大丈夫なのでしょうか?

どちらも 少しずつ歩み寄っていければいいんですが
なかなか難しいですね。
表も裏もどちらもまた真実なので
正しい答えなんて見つかりませんしね…
娘さんところの問題も 
少しでもいい方向に向かえばいいなぁと願っています(´w`*)

こんばんは!
相手の身になって考えること。
簡単なようで難しいことですね。
人間には百八つの煩悩があるって言われていますもの。
でも、仕方ないじゃ済まされないことはたくさんあります。
モラル、マナー・・・
声高に言わないといけない時世を
恥ずかしく思いたいものです。
娘さんの気苦労が
少しでも軽くなれば良いですね!!

犬まで放し飼いとは!動物虐待ですね
役所から言ってもらうのがいいと思いますよ

tofomie様

こんばんは~^^

ん…確かに難しい問題だと思います。
私がよく散歩に出掛ける川沿いの遊歩道にも、大勢の散歩する方が居る時間にも関わらず、ノーリードでワンちゃんを散歩させている飼い主さん、いらっしゃいます。
「家の子は大丈夫だから」と言うのが、その方の言い分かもしれませんが、すれ違う方の中には、ワンちゃんが苦手な方もいらっしゃるかもしれないですし、アレルギーをお持ちの方もおいでかもしれません。
また、好戦的なワンちゃんと出会う事だってあるでしょう。
その時に、飼い主さんはどうなさるのでしょうね…

可愛い子を危険な目にあわせる、忌み嫌われる存在にしてしまう。。。
私達が一番避けなければいけないのは、それなのかな…と思いますね。
ワンちゃんにも猫さんにも決して罪はないのですから…

ほおずき様

こんばんは~^^

本当の愛犬家の方々は、決して糞の放置などされません。
それどころか、お外で糞をさせることすらない^^
一人一人が少しずつ心がけるだけで、皆が気持ちよく暮らせるのですから、それを忘れてはいけないですよね。

猫さんを保護、里親を探しておられる方のお話に…
生後3ヶ月ほどで里親募集に応募され、その後正式に譲渡になった猫ちゃんが、1年後に返されたと言うものがありました。
理由は「大きくなって可愛くなくなったから」だそうです。
その話を知った時、奥歯が磨り減るほどギリギリとかみ締めた記憶があります。
ふざけるな!って…

ワンちゃんも猫さんも、人間の都合で生きている訳ではない。
寄り添って共に生きるなら、マナーもルールも飼い主側の責任ですね。

ニャーヨ様

こんばんは~^^

娘のご心配有難う御座います^^
実は、この話は数年前の事なのです。
その後、その分譲地の管理会社の責任者さんがお話を進めて下さって、猫さんは家庭内で飼われる事になったそうです。
娘は多くを語りませんでしたが、飼い主の方とは、どこかシコリも残っているようです…
まぁ、私に似ず結構しっかり者の娘ですので大丈夫だとは思います^^

みけ様

こんばんは~^^

正しい答えは、きっと無いのでしょうね…
考え方の相違は埋めがたい事もありますし、どちらも譲れない事もあるかもしれません。
ただ、一つだけ…
生き物を飼うと言う事は、それに伴う責任もまた一緒に背負うと言う事だと思うのです。
飼い主の側の常識を欠いた行動は、ワンちゃんや猫さんの立場まで悪くしてしまう…
可愛いのなら、その可愛さに責任を持つ事が大切なのかもしれませんね。。。

娘のご心配有難う御座います^^
お陰様で、この件は数年前に一応の解決をみています。
未だ、少々の問題は残っているようですが、それは娘が何とかやるでしょう(笑)
なにしろ、私に似ずしっかり者に育ちましたので(^^;

朔太郎と豆兄弟様

こんばんは~^^

そこのワンちゃん、シーズーのMIXちゃんだったのですが…まるで手入れをしてもらえず、ボサボサのボロボロ。
お尻の回りが爛れたようになっていて可哀想でしたよぉ…
お子さんが子犬の頃はオモチャの様に可愛がって連れまわって遊んでいたそうですが、大きくなるとほぼ放置。
人懐こい可愛い顔をしたワンちゃんでしたが…構って欲しさに誰にでも飛びつくので、ご近所では評判になっていた様です。

その後管理会社の方に中に入って頂いて、一応話はついたのですが…
今度は、そのワンちゃん、庭先に短い鎖で繋いだまま。。。
何だかなぁ…切ないぞぉ。。。

シャシャシャ様

こんばんは~^^

すみません。。。お返事の順番が狂ってしまいました(^^;

自分では気付かない事もありますし、人によって感じ方も違うのでしょうが…
最低限のマナーやルールって、大人として持っていたいですよね。
私ね…車社会の地域でずっと暮らしていて、関東へ来た当初、電車の中で、堂々とお化粧をしている女性を見て目を丸くした記憶がありますよぉ。。。
頭の中に「うわぁ~~うわぁ~~恥ずかしいーーー!」って自分の絶叫が響きました(^^;
考え方が古いと言われればその通り!
でも、化粧などと言う、女の最も秘すべき事を堂々と、しかも公共の場所でできる神経がどうしても理解できん!

あ..関係のない話になってしまった(^^;

娘のご心配ありがとうです^^
この件は数年前のお話になりますので、一応の決着はついているようです。
それに、我が娘ながら年に似合わずどっしり構えたヤツですので、何とかなると信じています(笑)

実はわたしの実家の庭が、
昔にゃーさんのトイレになってました・・。
にゃーさんは飼い猫さんも野良猫もいるみたいでした。

芝生にやられちゃった柔らかいうんちは取れないときもあって、
芝生ごと母は掘ってました。
実は庭ににゃーさんがくると、家族でブルーになった時期もあったものです・・。
トイレされるし、飼ってたわんこはにゃーさんに威嚇されてハゲるし・・。

にゃんこもわんこも「本能だから仕方ない」かもしれないけれど、
それを人間が野放しにすることによって石を投げられたりとか、
しないといいなーとおもいます・・。

お嬢さんが解決してますように☆

今に始まった話ではないですが、
世の中マナーのなってない人の多い事!

子供の世話すらろくに出来ないような大人がたくさんおりますが、
そんな人間がどうして動物の世話など出来るのか

大事なのは小さいころからの情操教育なんですよね
それは我々大人しか出来ない事

心ある子供達が育っていって欲しいと思う今日この頃です・・・

tomo様

こんにちは~^^

ご実家でも同じような事があったのですね…
芝生を剥がさなきゃいけないって…そりゃ大変だし、ムッともしますよねぇ。
何よりもご実家の猫ちゃんがストレスを受けて可哀想。。。

猫さんの糞って、我が子だから平気なんですよね。
「おぉ、今日も良いカリントウだ~♪」なんて言いながら処理できる。
全く見知らぬ子でも、1度や2度なら、あらら…で済ませることも出来ます。
でも、それが毎日となると、やっぱり落ち込んじゃいますよね。

娘の件は、何とか解決をしています^^ご心配を有難う御座います。
お向かいさんは、その一件以外にも何かと「香ばしい」方の様ですので、礼儀は欠かさず、ただし一定の距離感は保ったままで…に徹しているようです。

toranyansan様

こんにちは~^^

「今の若いものは!」
と言う台詞は、ずっとずっと昔から繰り返されてきた言葉でしょうが…
最近、今の年寄りは!って方も多くお見受けしますよね。

結局のところ、年齢ではなく、その人の持つ感性の問題。
観光ハイシーズンの電車の中など、子供さんが騒ぐ事より、ジジ、ババの車内宴会の方が迷惑です!

他人の振り見て、我が振り直せ。。。
自戒も込めて、改めてマナーやルールと向き合っていきたいと思います。

わが家も10年ほど前までは、出たがる子はお外に遊びに出かけてました。楽しそうに遊ぶ姿を2階のベランダから、彼らが出かけて行くのがよく見えて、それを眺めているのは憩いのひと時でした。(うちの目の前、なんにもないんですよ~^^)
 でも、ある日交通事故にあってしまった子がいて…それから完全室内飼いになりました。当然、ストレスの嵐…かわいそうだったから、リードでお庭をお散歩。

 さすがにワンコの放し飼いは最近無くなりましたが、裏のニャンコたちがよく庭に遊びに来ます。うちはあまり気にならないし、裏の飼い主さんも「いつもおじゃまして…」とおっしゃってるし、うちも「いえいえ~あったかいお庭だから遊びに来てもらって構いませんよ~」と挨拶している関係で、相互にご近所としての付き合いで、よく知った仲だから、こじれることもありません。

 娘さんご夫婦は、まだ、引っ越されて間もないから相互の人間関係もまだまだ作れてないところもあるのかな…だから遠慮して苦情も言いにくいし、もしかしたら…よく知らない同士だから、余計に疎ましく思うってこともあるだろうし…

 そのワンニャンの飼い主は、これまでずっとそうやって飼ってきたのでしょうから、苦情もご理解いただきにくい状況ではありそうですよね。

 好きだから、何でも許せるって言うものでもないんでしょうね…難しいな~

まめはなのクー様

こんばんは~^^

娘が家を建てた場所は、一斉に分譲地開発された様な場所で、当然そこに住む人は皆さん新しく越してこられたばかりの環境だったんです。
馴染んだ土地でなら、顔見知りさんばかりでお話もし易かったのかもしれませんね。

もう一つ、その頃娘は乳幼児を抱えていたのも大きかったのだと思います。
放し飼いのワンちゃんは、万が一の危険性も考えられます。
猫さんの糞尿は、生まれたばかりの我が子への衛生面にまだピリピリしていた娘にとっては、やはり見過ごしてばかりもいられなかったのでは…と。

お向かいさんは、娘宅より少し早く引越されていた方で、一軒家を建てたら犬と猫を飼うと決めておられたそうです。
が…飼うだけ……

ワンにゃん好きの娘は、あの子達が可哀想だと盛んに申しておりました。
ワンちゃんにも、猫さんにも罪は無い事を解っているから難しかったのだと思います。

放し飼いのワンちゃんは、郵便局からのクレームもあったとか(^^;
構って欲しくて郵便のバイクに向かって走って行く子だったらしいです。
それを聞いたときは、切なかったですよぉ……
プロフィール

八朔かーさん

Author:八朔かーさん
「女は度胸」のかーさん
「男は優しさ」のとーさん
八朔(♂)と、小夏(♀)の茶トラ兄妹
不思議な縁で結ばれた、離れ離れだった兄妹が再会を果たしました。
二人と二匹…愛しい命達との日々は「猫まみれ」加速中!

八朔

2012.8.8
お散歩中のかーさん達に鳴きながら付いて来た茶トラの男の子八朔。
その日から始まった猫まみれの日々。
保護当時、4か月程だった為、その後半ば強引に、とーさんと同じ誕生日、3月29日生まれと決めました。
優しいとーさんと、ドスコイかーさんに見守られて伸び伸びすくすく成長中。
保護当日の様子はこちらから

小夏
CIMG5150.jpg
2013.3.28
不思議な不思議な「ご縁」に導かれ、我が家の娘になった小夏。
八朔とは離れ離れになっていた実の兄妹です。
沢山の方に愛され見守られてきた、「お社の猫」
度胸の据わった美人さんは、かーさん家で兄の八朔を教育中。
小夏へと続く道はこちらから


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