家路



それまでの暖冬のツケを、闇金並みの高利息で取り返すかのような、寒い寒い1月が行きます。
年を追うごとに早くなる月日の流れは、やはり駆け足で今年最初の一月を疾走して行きました。



「寒いから気を付けてね~」


と、互いに声を掛け合って、仕事場を離れ急ぎ足で辿る家路…
今日も無事に終わったな…と言う安堵感と、じっとり体の芯に感じる疲労を抱えての帰り道です。



沢山の人が、そこで暮らしている証である、灯りが揺らめく窓。
大きい窓もあれば、小さな窓もあって、漏れる光の色もそれぞれです。
角を一つ…また一つ…曲がれば、もうすぐ小さな我が家。
そこにも又、小さな灯りが見え隠れしているはず…



とーさんが居て、八朔が居て、小夏が居る。
他には特別なものなど何も無いけれど、確かにそこは「帰るべき家」です。



。。。もうちょっと…あともう少し。。。




1月31日1





「帰る」「帰る場所がある」
そう思えるのは、何と素敵な事でしょう。



贅を尽くした豪邸でなくても、お洒落な素敵な住まいでなくても…
ちっぽけでささやかで、笑えるほど小さくても……


そこに帰りさえすれば、自分の為の場所があると思えるのは、どんな慰めよりも心を癒します。
「そこに居ていい」自分が嬉しくて、何より幸せだと思えるのです。


ドアを開ければ、とーさんが「お疲れさま」と手を伸ばし、鞄を受け取ってくれて…
着替えるのを待ちかねた様に、八朔が、小夏が、足元にすり寄って来ます。



おかえり。。。
おかえり。。。おかえり。。。




ここには、ワタシの帰りを待っていてくれる家族が居る。





1月31日2





「えにし」が導いてくれた家族です。


不思議ですね…ここには、かーさんと血の繋がった命は誰一人居ません。
ただただ、そこにあったのは「縁」のみ。
何の約束も束縛も無く、互いを認め求める思いだけで繋がった家族なのです。




八朔が、当たり前の顔をして膝の上に居ます。
小夏が、ごく自然に真横に座り込みます。


撫でると嬉しそうに鳴らしてくれる喉や、掌にグイグイと押し付けてくる小さな頭…



何の取り柄も無いワタシだけれど、それでもこの子達は、ひたすらに真っ直ぐ「大好き」を伝えてくれます。



ここに居てね…側に居てね……
ボク達はかーさんが大好きです!



そんな様子を、横で見ているとーさんは、ちょっぴり妬ましくて、う~んと嬉しそうな顔をしています。



何だかね…ほんの少しだけ自分を誇らしく思えたりするのです。
少しだけ、自分を大切にしなきゃいけないな…って思うのです。



愛してやまないモノタチが待つ小さな家は、帰りつく度に心が大きな深呼吸を致します。
さぁ!明日も頑張ろう!って…
まだ頑張れるぞ!って…



「大好き」が詰まった宝箱に帰る為に、また明日も頑張れるかーさんです。





1月31日3












ご訪問と、ひと手間をかけての応援、いつも有難うございます。
読んで頂けることが、かーさんの力になっております!
心からの深謝を♪


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プロフィール

八朔かーさん

Author:八朔かーさん
「女は度胸」のかーさん
「男は優しさ」のとーさん
八朔(♂)と、小夏(♀)の茶トラ兄妹
不思議な縁で結ばれた、離れ離れだった兄妹が再会を果たしました。
二人と二匹…愛しい命達との日々は「猫まみれ」加速中!

八朔

2012.8.8
お散歩中のかーさん達に鳴きながら付いて来た茶トラの男の子八朔。
その日から始まった猫まみれの日々。
保護当時、4か月程だった為、その後半ば強引に、とーさんと同じ誕生日、3月29日生まれと決めました。
優しいとーさんと、ドスコイかーさんに見守られて伸び伸びすくすく成長中。
保護当日の様子はこちらから

小夏
CIMG5150.jpg
2013.3.28
不思議な不思議な「ご縁」に導かれ、我が家の娘になった小夏。
八朔とは離れ離れになっていた実の兄妹です。
沢山の方に愛され見守られてきた、「お社の猫」
度胸の据わった美人さんは、かーさん家で兄の八朔を教育中。
小夏へと続く道はこちらから


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