スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

忘れじの桜




「かーさん号」(自転車っす!)を軽快に漕いで、何時もの道をお仕事へ向かう途中の事。
家を出て3つ目の角を鼻歌交じりで曲がった時。


目の前にいきなり 満開の桜!


もうそれは、そこだけが違う世界の様な艶やかな薄紅の、圧倒的な「春」のオーラです。


思わず 「うぉぉーー!」と声が出ました。
(キャーではない所がミソ 笑)


あるお宅の庭先に立つ一本の大きな桜の木です。
周りのどこよりも早く咲くこの木は、そう言えば毎年こうやって驚かせてくれていたんだっけ…と思い出しました。
何かと疎いかーさんは、それが何の桜なのか解りません(・・;)
ただ、一足早く咲く、緋寒桜の様な鮮やかな桃色ではなく、本当に淡い淡い薄紅なのです。
他の桜が満開になる頃、その木は何時も既に青々とした葉桜。
季節を先駆ける、見事な古木です。



先日の高知の開花宣言を皮切りに、次々と桜の便りが届き始める季節になりましたね。
今年は例年よりも少し早めとか…
あれほど峻烈に寒い冬であったにも関わらず、驚く程春は急ぎ足でやって来てくれる様です。



かーさんの出勤のお供も、モコモコの分厚いコートから一つ薄手になり、とうとう先日は厚めのパーカーになりました。
そう言えば…いつの間にか毛糸の手袋もニットキャップもお家でお留守番してるな…


  もう春ですね。桜の季節なのですね。




3月20日1




日本人ほど桜に特別な感情を抱く人種は居ないと、先日何かのコラムで書かれていました。
確かにそれはそうだろうと思います。
勿論、もっと昔は「花」と言えば早春の梅だった事も知ってはいますが、今やその地位はすっかり桜に取って代わられた感がありますよね。



寒い季節を過ごし、陽光が嬉しい時期に咲く花。
外へ出かけ、その花の下に集い、また春を迎えられた喜びを共に分かち合う花。
何よりも、この国の別れと出会いの季節を彩る花。
記憶の断片の折々にその時の桜が色付きます。


かーさんがかつて住んでいた四国のある土地では、旧暦で祝う雛祭りの翌日に「雛あらし」と言う風習が残っていました。
お雛様で祝った後のご馳走を重箱に詰めて、それを持って花見をすると言う風習です。
別にお雛様を祝わなくても、ちょっとしたご馳走を詰めたお弁当を携えて、友人と一緒に花見をしたものでした。
きっと、田休みの一種だったのでしょうね。
小高い山の中腹に集い、目の前に広がる街並みを見下ろしながら、毎年桜を愛で騒いでいたのも懐かし思い出です。


こちらに来てからは、毎年とーさんとお散歩がてらの桜探しが楽しみの一つになりました。


川岸に見事に並んで咲く桜並木…
ぼんぼりの仄かな灯りに幽玄を誘う如く浮かび上がる桜…
凛として立つ、モノ言いたげな一本の古木。
どれも記憶に焼き付いた姿です。


でも、やはりかーさんにとって一番の桜は、あの日あの時、お社の見守って下さった桜です。




3月20日2
再掲




まだ、蕾さえ固かった3月9日の夕暮れ。
八朔に瓜二つの仔猫を見かけたあの神社。
それからの半月の怒涛の日々…
(詳しくはサイドバーの小夏へと続く道をご覧下さいませ)

あの年も例年になく桜の開花が早かったのを思い出します。



お社の屋根を遥かに越す桜の古木たち…
見事に咲き競うその姿さえ、全く目にも入らなかった、小夏を探す日々…
(かーさん下しか見てなかった!頭上には猫は居ないですもん!)


やっと…やっと…再び小夏に巡り合え無事に捕獲できたあの日。
手助けをして下さった方の車が、病院へ向けて走り出すのを見送った時、溢れて溢れて止まらぬ涙で見上げた、ずっとそこで見守って下さっていたであろう桜の大木がつけた満開の花、花、花。
とーさんとかーさんが両手を繋いでやっと幹を抱え込める程の太さの桜の木々。


一体、どれくらいの時をこのお社で、その全てを見守って来たのだろう…


小さな小さな茶トラの兄妹が、その下で守られた事。
神社と言う…あのお社だったからこそ、八朔も小夏もその命を長らえたのかもしれないですよね。
無事に小夏との再会を果たした事を祝って下さる様に咲き誇っていた桜は、やはりこの子達の守護の桜だと思います。


あの時から丸5年。
また桜の季節がやって来ました。


かーさんは、もう何年も前から「残りの桜」を数える様になりました。
この季節になると、毎年「あと何度こうして桜の花をとーさんと一緒に見られるのだろう」と…
すると、より一層桜の花に寄せる思いが強くなってきた事を感じるのです。


そして、何時も何時も…どんな桜を見ても、かーさんの脳裏には「あの桜」がオーバーラップします。
まるで映画のワンシーンの様に、泣きながら見上げた桜の木からフワフワと舞落ちて来る花びら達。
「頑張ったね」と、かーさんの頭をポンポンと叩く、とーさんの大きな手の温もり。
心の中で、張り裂けんばかりに「ありがとうございました!」と叫びながら見上げた満開の桜。



皆様には忘れられない桜がありますか?
かーさんには有ります…有ります…



3月20日3


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

雛あらし!雛あられの方ください( ̄◇ ̄;)
小夏さんの話はいつ聞いても泣けます。゚(゚´Д`゚)゚。
忘れられない桜!今年の桜は個人的に色々思い出に残りそうです(´∀`=)

小夏様には、満開の桜を散りばめた打掛が似合うと思いますねぇ。
(妄想始まりましたよー)
なんでも似合いますけどね^ ^
桜の花は淡い色なのですが、樹皮を煮出すととても濃く力強い色が出るそうです。内に秘められた熱い気持ちを表しているようです。
桜はやはり川面に漂う花筏が好きです。
あと葉桜ですかね。高校へ向かう道は桜並木で、バスから見る桜の葉の緑が眩しかったのを今でも憶えています。

件のコラムご覧になられてありがとうございます「まいにち みちこ」でした。すみません。繊細な話題ですが、忘れてしまうことが、自分達にも良くないことだと思います。
常に頭の片隅に置いておかないとならんなと。

 「小夏へと続く道」、何度読んでも毎回泣けます。
あれから5年も経ったのですね。
 寒の戻りで、今年は長く桜を楽しめそうですね。
にゃんずのお着替えもそろそろですね。
長毛2人いると、猫毛が大変なのですよ。
桜吹雪は綺麗ですが、猫毛吹雪はいただけません・・・・

もう
5年になるんですね。
小夏さんと出会って
あの当時 ハラハラドキドキしながら
ブログを見てました。
小夏さん
いい人に会えて
本当に良かったね。

 みなさんと同じく、ああ、もう5年もたったのか、、、と思いました。毎日、はらはらどきどきしながら拝読していたことを、今だから、懐かしく思い出します。
 
 桜って、いろんな顔を持っていると思われませんか?陽光のなかの未来を祝福するような暖かい花吹雪。花冷えの朝に行きかう人を励ますような凜とした佇まい。そして夜桜。花見酒で浮かれた人間どもが誰もいなくなった闇夜に浮かび上がる満開の桜。私ね、そんな夜桜、凄絶な感じがして、少し怖いのです。

 さて、我が家のささやかな庭にも、桜の木が一本あります。5年ほど前、老朽化した家を建て直した際、工務店さんに記念の木を何か植えたい旨を相談したところ、お祝いに、とかわいらしい苗木を一本植えてくださいました。極小未熟児で生まれた孫(なんとね、752グラム!)と成長を競うように、すくすくと枝葉を伸ばし、今では消毒スプレーを噴霧するのに脚立無しでは行えないほどになりました。一昨日、開花宣言。今朝は一分咲きといったところでしょうか。

 雪が降ったら、虎丸の物語を思い出す、とかーさんが仰ってくださったように、私も桜が咲く頃になると、花びらの中の小さなお社のみこちゃん、今は気位の少し高い小夏姫の物語を思い出すことでしょう。

 お互い、1回でも多く花吹雪を浴びられるよう、頑張りましょうね。

朔太郎と豆兄弟様

ちっす!師匠(≧▽≦)

雛あられって美味しい?( ̄▽ ̄;)
あれって一度も美味しいと思った事が無いぜよ…
もっと「味」を~~~!

思い出に残る…
何だか、そうやって人間って年を重ねて行くんだな~なんて思いますね。
良い事も悪い事も全部、積み重なって思い出になる。
人間って案外強いのかもしれないな…うん。

もこ様

こんばんは~(*^-^*)

桜の打掛…そう言えば春先に嫁に行った娘っ子が、桜の打掛を着たっけ…( *´艸`)
小夏にも似合うかなぁ~(*´▽`*)
潜り込んで寝そうな気もするけど(笑)

桜の染め物って何だか素敵ですね💛
一度見てみたいです!
桜に限らず、草木染はどれも味わい深くて素晴らしいですよね~
仰る通り、「生命力」が後押しする味なのかもしれませんね。

忘れない事。
忘れずに些細な事も続けて行く事。
かーさんも自分に課しています。

4匹猫母様

こんばんは~(*^-^*)


猫毛吹雪。。。。( ̄▽ ̄;)
聞いただけで痒くなってきた(笑)
でも、それも含めてやっぱり猫は可愛い!うん!
母様の所は仰る通り、長毛さんですから、かーさんの想像を超えているのでしょうね(^^;
猫毛アートにレッツチャレンジ?(笑)

恥ずかしながら、かーさんも時々小夏の事を読み返すと自分でも泣けます(^^;
あんなに必死だった事は、今までもこれからもきっとないだろうな…って。
今、膝の上に居る小夏は、もう「ココ」が自分の場所だって思ってくれている様です。
何よりもそれが嬉しく感じます!

虎丸とりんの母様

こんばんは~(*^-^*)

「桜の下には死体が埋まっている」
なんてお話しもありましたよね。
何だか、あの満開の狂気の様な花には、人を狂わせる「気」があるとは思います。
そして、何よりも潔く散る。
日本人が好むのも、さもありなんだと思います。

その時々で、「優しい桜」があったり「悲しい桜」があったり…
人それぞれの心に咲くのが桜なのかもしれませんね。

5年…です。もう5年!まだ5年!
かーさんにとって、あのお社は今も特別です。
特別過ぎて神聖化してます(笑)
いつも行きたい場所…いつでも帰って行きたい場所。
そして、励まして包んでくれる場所でもあります。
桜と共に、小夏と八朔と言う兄妹の故郷として、これからもずっとずっと!

母様のコメントを拝見して、先日の名残り雪を思いました。。。
虎丸君の忘れじの雪。
今年は、気の早い桜と雪の揃い踏みだったのですね。
何だか…何だか…ちょっと胸がキュッとしました。

みーママ様

こんばんは~(*^-^*)


早い…と言っていいのか
まだ…と言えばいいのか…
5年です、あれから。
かーさん決して短くはない人生の中、一番頑張った記憶です。
一番ない頭を使って、一番泣いて、一番感激した出来事でもありました。

今ね…小夏が膝の上で寝ています。
ちょっと偉そうに…安心しきった顔で寝ています。
凄いですよね…とっても凄い。
奇跡に感謝です!
プロフィール

八朔かーさん

Author:八朔かーさん
「女は度胸」のかーさん
「男は優しさ」のとーさん
八朔(♂)と、小夏(♀)の茶トラ兄妹
不思議な縁で結ばれた、離れ離れだった兄妹が再会を果たしました。
二人と二匹…愛しい命達との日々は「猫まみれ」加速中!

八朔

2012.8.8
お散歩中のかーさん達に鳴きながら付いて来た茶トラの男の子八朔。
その日から始まった猫まみれの日々。
保護当時、4か月程だった為、その後半ば強引に、とーさんと同じ誕生日、3月29日生まれと決めました。
優しいとーさんと、ドスコイかーさんに見守られて伸び伸びすくすく成長中。
保護当日の様子はこちらから

小夏
CIMG5150.jpg
2013.3.28
不思議な不思議な「ご縁」に導かれ、我が家の娘になった小夏。
八朔とは離れ離れになっていた実の兄妹です。
沢山の方に愛され見守られてきた、「お社の猫」
度胸の据わった美人さんは、かーさん家で兄の八朔を教育中。
小夏へと続く道はこちらから


当ブログはリンクフリーにさせて頂きますが、相互リンクは現在ご遠慮させて頂いております。

当ブログの記事、画像の無断転載はお断り致します。

最新記事
カウンター
カレンダー(月別アーカイブ)
09 ≪│2018/10│≫ 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。