スケルトンハート

「顎乗せ八朔」 その大きさのものでも乗せる意味があるのだろうか…(^^;
まだ小学生の頃だったと記憶しています。
その頃愛読していた少女漫画雑誌の巻頭に、とても短い物語が記載されていました。
透明な体を持つ少女のお話しです。
その少女は言葉を持ちません。
ですが、彼女の気持ちは手に取る様に解るのです。
何故なら…
彼女の「心」が、その透き通った体の中から見る事ができるから。。。
嬉しい時はほんのりピンクに染まります。
不安な時は灰色に…
そして悲しい時は深いブルーに染まる。
周りの人たちは気遣います。
彼女の心をブルーに染めてはいけない!
気遣う余り…遠ざかるのです。
自分の発した言葉や態度で、彼女の心がブルーに染まってしまう事が怖くなってしまった。
それは決して悪気から来る行動ではないのです。
ただただ…「自分が原因」だと思われるのを怖がっただけ…
結果、その透明な少女の心は寂しさの余りひび割れて壊れてしまいました。
その時、周りの人々は少女の心の死を悼みつつも、どこかで思っているのです。
こうなった事が自分だけの責任でなくてよかった…と。。。

「小夏様パッカン♪」
この物語は強烈な印象を当時のかーさんに残しました。
最初は「何故少女の心がピンクで居られる様にしてあげないんだろう」と真っ正直に思いました。
皆が優しくしてあげればいいだけじゃん!
楽しい事嬉しい事を一緒にやればいいだけなのに…どうしてできなかったんだろう。。。
そのうち子供心にも解ってきます。
常に相手の事だけを思い続け、その反応にだけ気配りを続けるのは…正直しんどいぞ!と。
少女の心のピンクを守る為には、自分の心を押さえる必要だって一杯出てきますよね。
あまり乗り気じゃないけど…少女が喜ぶなら……って。
ましてや、良かれと思ってやった事で、見る見る少女の心がブルーに染まってしまったとしたら…
こりゃ、キツイ!
悲しませるつもりじゃなかったんだよ!
そんな風に受け取るとは思わなかったんだよ!
ごめんね!ごめんね!。。。ごめん。。。
一杯気を遣って、頑張ってもこんな風に謝らなきゃいけないくらいなら、最初から側に近づかなきゃいい!
そう思ってしまう事を誰が責められましょう。
素直であればいい…真っ直ぐであればいい…
透明な少女は、その存在がある種の恐怖を呼んでしまう。
彼女がブルーに染まる時…おそらく周りの人々もその心は濃いブルーになって行くのだと思います。
そうなりたくはないと思うのはエゴなのでしょうか。

「元祖パッカン八朔」
自分の言葉や行動で誰かを傷つけてしまうかもしれない。
これは、どんな人にとっても最大限に避けたい事柄ですよね。
でも、それと同時に人間は自分の心を守る事も大切だと思います。
ただ一方的に相手だけを気遣い、自分を押さえ続けていれば何時かは破綻を迎えます。
上手に距離感を保つ事。
透ける心を持たない人間には、とても微妙なバランスが求められるのかもしれません。
かーさん、ずっと自分を戒めている事があります。
それは
お相手に苦いNOを言わせない事。
NOって言うのは、実は言う方が辛い事が多いですよね。
言いにくくて、言いにくくてついついなぁなぁにしてしまう…そんな事もよくあります。
かーさん自身も、先日書かせて頂いた通り、ちゃんとNOを言える様になりたいと願っています。
言えなかったばかりに、とうとう爆発してしまった。。。なんて事が無いように…
もしお相手の体がスケルトンで、その心が透けて見えたとして…
その瞬間、心がブルーに染まってしまう事があったとしても…です。
ブルーにしてごめん!
でも、このまま離れてしまうのはもっと嫌だったから…ってちゃんと伝えたい。
でもね、その時はきっと、言っているかーさんの心だって相当群青色に違いないんですよね(笑)
そう。。。NOを伝えるのは、それを言ってでも先を願うから…
正直どうでもいい人ならば、そのままスルーした方が自分だって楽ちんです。
それにしても…群青色!小学生の頃のブルマーのあの色だわ!(笑)
な~んて笑いながら好き勝手をほざいているかーさん…案外ガラスのハートの持ち主かも~♪(嘘!
一応本日「かーさんの好き勝手デー」でございました♪

「あらよっと♪」八朔です
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