甘えん坊一家

「猫様冬用別荘」コタツを設置して数日。
こうなると、少し茶トラーズのくっ付き度合いが減るのかな…
なんて思っておりました。
嬉し苦しの「猫縛り寝」は、多少軽減されるのかと、密かに期待していたのですが…
結局今の所変化無し(^^;
夜になって、さぁ寝るぞ!と思ったら、やっぱりトコトコやって参ります。
八朔は、かーさんが横になっている周りを、何故か2周以上グルグル回ってから、おもむろにドッスンとその日の寝場所へ身体を横たえます。
(これって、一応見回りなんでしょうか?(^^;)
小夏の方は、真っ直ぐにかーさんの肩口へやって来て、ホリホリ。
「さぁ、アタシが入るわよ!ここ開けて下さいな♪」
。。。やっぱり偉そうです。。。(笑)
時折それぞれの寝心地や、寝相の関係でモソモソと移動したりは致しますが、基本ベッドの上から動きません。
今朝方目覚めたら、兄妹揃ってとーさんの膝の裏側に縦列駐車しておりました♪
朝っぱらから何ともほっこり。。。
八朔も小夏も、すっかりとーさんの側がお気に入りです。
この人は甘えても良い人。
そう認識しきってくれた様です。

こんな姿を見ていると、つくづく「甘える」って信頼が大切なのだなと思わされます。
甘えても大丈夫だと思えなければ、安心してはいられませんものね。
我が家は、揃いも揃って甘えん坊。
猫様達も、変人とーさんも…ドスコイかーさんだって甘えん坊(笑)
それは、互いにだけは甘えても大丈夫だと信じ切っているからに他なりません。
理論武装バリバリだったとーさんは、甘えたいのにどうすれば甘えられるかが解らなかった「甘えの求道者」
勝ち気で可愛げのないかーさんは、甘えられる事はあっても自らが他に甘える事を知らなかったヤツ。
むしろ、「甘え」を嫌っていた、どうしようもないアホでした。
他に甘えるって、何だかずるい気がしていたのです。
己のやるべき事をサボって「これくらいならいいよね?」って、チラッと上目遣いで見上げている様な…
それを許せば、どんどんその範疇を広げてくる、図々しいイメージがどうしても拭い去れませんでした。
言い訳上手のズルい人。。。そう思えて仕方がなかったのです。
最近何かと物議を醸し出している「マタニティーマーク」
妊婦さんが「お腹に赤ちゃんがいます」と示すものです。
かーさん、あれを知った時、それって必要なの?って思いました。
弱い立場の方を気遣うのは、当たり前の事であって、わざわざそんなモノを付けなきゃいけない事にまず驚きました。
まぁ、巷には「妊婦様」と呼ばれるごく少数の勘違いな方もいらっしゃると漏れ聞きます。
同時に、何が何でも気に入らない「不妊様」と呼ばれる方々もいらっしゃるとか。。。
こうなると、かーさんの皺の少ない脳味噌では理解不能です(^^;
「私はこんなに辛いんだから周りが察してね!」
「こんなに頑張っているんだから気遣ってね!」
それ、何か違うぞ。。
お腹の赤ちゃんを守るのは母親の最大の仕事です。
その為には、出掛ける時間帯や場所も考慮しなきゃいけない。
どうしても出掛けなければならない時は、最大限赤ちゃんに負担にならない様な行動をしなきゃいけないと思います。
でもね、それは一番に「母親」の仕事なのを忘れてもらっちゃ困ります。
周りはそっとそれを気遣う事は出来ても、それはあくまでもお相手の好意である事も忘れないで欲しい。
その上で申します。
頑張れお母さん!って。
弱い立場のものには優しくしようよ!
辛そうな方には気遣いしようよ!
電車に乗って、まず空席を確保する事に必死になる前に…
座るや否や携帯やスマホに夢中になる前に…
そっと周りを伺って、さり気無く席を譲ろうよ。
ただしね…弱いとされる方も、それが当たり前だとは思わないで欲しいな。
一見元気そうな人だって、その日は疲れ切っているかもしれない。
体調が悪くてフラフラなのかもしれない。
若いから、元気そうだからって言うだけで、譲るのが当然とばかり、ど真ん前に立ち塞がって不機嫌そうに見下ろす「とっても元気そうな老人」さん…貴方それ違うから!
想像力って大切ですよね。

他に負担ばかりをかけるのは「甘え」とは違う気がします。
誰かに甘えるのって、それが相手にとってどんな意味を持つのかを解った上でなされないと、ただの我儘やゴリ押しに近くなってしまう。
とーさんは、かーさんにとっても甘えます。
かーさんも、とーさんにドップリ甘えます。
ベタベタするのではなく、自分の中の優しさを相手に示す為に甘え合います。
それは長い時間をかけて作り上げて来た、私達の形なのです。
こうしたらとーさん喜ぶかな。
これはとーさん好きだろうな。
おそらく、とーさんもきっと同じように考えてくれていると信じられる。
お互い様。。。
そんな風に言える関係をどれだけ作り上げられるか…
作り上げるのは、何時だってコツコツと
でも、ぶっ潰すのは、ほんの一瞬。
悲しいかな、人は自分の物差しでしか世の中を見られませんよね。
他の甘えを「ズルい」としか思えなかった、かーさんは本当に傲慢でした。
かーさんの強さの裏には、何時だってギリギリに踏ん張っている自分だって居たはずなのにね…
やっと、誰かの優しさに心から有難うって言える自分になれました。
その優しさの裏側にある、温かい気持ちを素直に受け止める事も出来る様になりました。
それはやっぱり、とーさんと茶トラーズのお蔭です。
惜しみなく愛しても慈しんでも、限りなく受け止めてくれる…
ダダ漏れの愛情は、受け手だってダダ漏れなんですね(笑)



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