懐かしさの引き出し


11月9日1




スッキリしないお天気ですね。。。
低く垂れ込める雲が、何だか重量感を持っているようにも見えます。
また一つ、季節が歩を進めた様ですね。



お出掛けには不向きなこんな日は、ゆったりと昔の事を懐かしむ時間を持つのもいいかもしれません。
と、言う事で本日の好き勝手デーは「懐かしい場面」」について綴ってみようと思います。
(猫さんは出て参りません(^^; スルーも推奨です)


昭和のど真ん中、誰もが「明日はもっと豊かになる」と思っていた時代の事です。


とっても悪ガキ快活な少女だったかーさんは、毎日暗くなるまで外を走り回り、膝小僧には常に生傷かかさぶたを飾っていて、その頃の母の口癖は「アンタは性別を間違って生まれてきたね」でした(笑)
一刻もじっとはしていない。。。
そんなオカッパ頭の女の子だったのです。


由緒正しき庶民だった生家は、とても真面目な働き者だった父のお蔭で貧しくはなくとも決して裕福ではない…
今の様に、幼子の頃から本の読み聞かせをするなんて風習は、姿形もありませんでした。
楽しみと言えば、茶の間にデンと鎮座するテレビ。



病弱だった兄の為に、当時まだ贅沢品だったテレビは、比較的早い時期から我が家にあったそうです。
人気番組の放映時には、ご近所の方々がやって来られていたとも聞きました。
(流石にかーさん、そこまでは記憶にない (^^;)


分厚いブラウン管の画面は丸みを帯びていて…ガチャガチャと手で回すチャンネルがあって…
何故だか、ゴブラン織りの布が掛けられていた(笑)
そうそう!何だか、画面を覆う様なカバーもあったなぁ。。。
プラスチックのパカッと被せる様なヤツ。


蛇足ですが…昔の家って色んなモノにカバーがかかっていませんでした?
テレビは勿論、茶箪笥の上とか、飾ってあるフランス人形(あったよね?笑)のケースの上とか。
もう少し後になってやって来た「電話」にだって、レースのカバーが掛かってた!
。。。カバー好きだったのかしら。。。(^^;


夕食が終わると、おもむろに掛け布が捲り上げられ、父がテレビのスイッチを押します。
ポチッと中心に現れる光の点が、ぼわ~~っと広がっていく。。。
勿論チャンネル権は父!


そして観終わったテレビのスイッチを押すと…
光がス~~っと中心に向かって吸い込まれて行きました。
まるでブラックホールに吸い込まれるみたいに…
何故か、かーさんこの光景が大好きだったなぁ(笑)




11月9日2




そんな頃にでも、やっぱりお金持ちと言うのは当然存在していた訳で。。。


小学校に上がると、そんなちょいセレブな友達だってできるのです。
学校が終わって遊びに行ったりすると、何と「その子専用の部屋」があったりして!
いやぁ~あれは衝撃でした(笑)
ご飯を食べた後、寝る時にはちゃぶ台(笑)を畳んで、そこに両親はお布団を敷いて寝ていた我が家とは偉い違いです!


そんな専用の部屋には大きな本棚があって、そこには「少年少女世界文学名作集」なんて言う、綺麗な本がズラ~~っと並んでいたものです。
そして、お約束のピアノかエレクトーン♪
その上に鎮座するのは、やっぱり「フランス人形」(笑)


。。凄いなぁ。。。


感想はただそれのみ(笑)



その頃はまだ、じっと座って本を読むより、外でカエルを捕まえたりタンゴ虫を突いている方が楽しかった野生児かーさん。
本と言えば、月刊誌の「りぼん」の付録が楽しみだったくらいなものでした。
あの付録って言うのは、何であんなにも魅力的に感じたんでしょうねぇ…(笑)


この後、数年するとかーさんは「本」の魔力にドップリと浸りきる事になります。
漫画は勿論の事、ありとあらゆる世界の名作を読み漁りました。
図書館は、かーさんにとって宝箱になって行くのです。



ギリシャの人間臭い神々…北欧の神話。
神々のお話しは、かーさんを文字の世界の楽しさへの先導役をかって出てくれたのです。
やがてそれは古代史への興味に繋がって行きました。
そんな本の履歴は、いずれまた機会があれば…♪



11月9日3




普段は奥の方に仕舞ってある、かーさんのこんな「過去の出来事」の引き出し。
何かの拍子でフト顔を覗かせると、あの頃の匂いと共に蘇ります。


すっかり穂を開いたススキが風に揺れる道は、確かに晩秋の匂いがしました。
少し埃臭い図書館の匂い。。。
学校の廊下の匂い。
下駄箱の土の匂いや、踏みつけた草の青い匂い。
そして、家に帰り付くと、やっぱり「我が家」の匂いがしたものでした。


リアル「三丁目の夕日」の世界です。


「ご飯の前にお風呂に行っておいで」


そう言われて、走って行く近所の銭湯。
転んで傷になった膝小僧にお湯が沁みる時、タオルをギュッときつく巻いて、お湯の中でじわ~~っと解くといいって言うのは誰に教わったんだろう……



ちなみに…家に内風呂が出来たのは小学4年生の頃でしたね(笑)
エメロンに「リンス」が登場して、その使用感に感動したのもこの頃の事でした。
女の子が良い匂いになったのは、絶対この頃からだと思います!



柔らかな感性の頃にそのままで仕舞い込んだ記憶は、50年を経た今でもこんなに鮮やかです。


良い事も悪い事も、記憶のフィルターを透すと優しい彩りに替わるのかもしれませんね。
そっと取り出した記憶の引き出しは、ちょっとだけキュッと胸が鳴りました…


相変わらず長い好き勝手な駄文にお付き合い下さいまして有難うございましたm(__)m



11月9日4









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プロフィール

八朔かーさん

Author:八朔かーさん
「女は度胸」のかーさん
「男は優しさ」のとーさん
八朔(♂)と、小夏(♀)の茶トラ兄妹
不思議な縁で結ばれた、離れ離れだった兄妹が再会を果たしました。
二人と二匹…愛しい命達との日々は「猫まみれ」加速中!

八朔

2012.8.8
お散歩中のかーさん達に鳴きながら付いて来た茶トラの男の子八朔。
その日から始まった猫まみれの日々。
保護当時、4か月程だった為、その後半ば強引に、とーさんと同じ誕生日、3月29日生まれと決めました。
優しいとーさんと、ドスコイかーさんに見守られて伸び伸びすくすく成長中。
保護当日の様子はこちらから

小夏
CIMG5150.jpg
2013.3.28
不思議な不思議な「ご縁」に導かれ、我が家の娘になった小夏。
八朔とは離れ離れになっていた実の兄妹です。
沢山の方に愛され見守られてきた、「お社の猫」
度胸の据わった美人さんは、かーさん家で兄の八朔を教育中。
小夏へと続く道はこちらから


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